『国語表現Ⅰ』[改訂版]

「シラバス案」のダウンロード PDF ワード 一太郎
「評価規準例作成の手引き」のダウンロード PDF ワード 一太郎
「編集の趣旨」のダウンロード PDF ワード 一太郎

改訂のポイント

1 定評ある「評論」がさらに充実

教材数を増やし、最先端の論者による文章も新たに採録。ハイレベルと定評のあった評論教材を質・量ともに一層充実させました。

2 「批評のまなざし」を新設 AO入試・小論文対策にも対応

現代の問題を論じた文章を読み、筆者の論点を的確にまとめ、自分の考えを説得力ある文章で表現することを行う教材「批評のまなざし」を4教材新設しました。学習活動に沿った指導資料・準拠課題ノートも完備します。

3 「現代を読むキーワード」を新設

評論教材や「批評のまなざし」の学習に資するよう、現代評論のキーワードを取り上げ解説する「現代を読むキーワード」を新設しました。 

4 小説教材も、さらに充実 日本を代表する文学者の作品を幅広く採録

漱石・鴎外など近代の代表的な作品から、安部公房・村上春樹・小川洋子など、現代を代表する文学者の作品まで、幅広く収録しました。 

指導資料・付属教材

『高等学校現代文 改訂版 指導資料』

A5判ケース入り・指導資料17分冊+付属教材4分冊+付属CD-ROM1枚+付属朗読CD1枚 定価(本体19,000円+税)

指導資料の基本的な構成は以下の通りです。

採録のねらい/学習目標/学習指導のポイント
学習指導案例
筆者(作者)・出典/要旨(大意・主題)
全体の構成-段落分けと要旨(大意)/展開図
語句・文脈の解説/脚問・発問-問題・解答例と解説
板書例 
コラム
学習の手引き-解答例と解説
語句と漢字-解答例
参考資料・参考文献

付属CD-ROM (Windows対応)

HTML形式で使いやすくなりました。
プリントアウトの冊子も添付。はぎ取ってすぐコピーできます。

<内容>
原文集
評価問題集 (教材ごとに基礎・標準・発展の三種類)
基本テスト (教材ごとの漢字・語句のミニテスト)
発問例集 (教材ごとに豊富な発問例を収録)
  いずれも、一太郎・WORD・テキストファイルの3形式のデータを収録しています。

付属朗読CD

12センチCD1枚。
「舞姫」(森鴎外)全文を収録。

『高等学校現代文 改訂版 指導資料PDFファイル版』

CD-ROM1枚、価格(本体3,800円+税)
指導資料(全17分冊)の内容をPDFデータで収録。

準拠ノート

『高等学校現代文 改訂版 課題ノート』

B5判・定価(本体619円+税)

教材ごとに、次の項目で設問しています。

「全体の構成を理解しよう」 意味段落ごとに、本文全体の流れを整理します。
「漢字・語句を確認しよう」 語句・漢字の読みや意味・用法を確認します。
「文章の理解を深めよう」 内容理解のための問題を教材文の流れに沿って配置。
「発展問題」 教材全体のまとめとしての記述問題です。
「演習問題に挑戦してみよう」 定期テストを模した力試し問題です。

「批評のまなざし」は、段階を追って文章が書けるように項目を設定しています。

「課題の意図を確認しよう」 課題の意図を空所補充によって確認します。
「語句の意味を確認しよう」 課題文を理解するのに、やや難解と思われる語句を取り上げて確認します。
「課題1(2)に答えよう」 
 【本文の内容を読み取ろう】 本文の内容を正確に読み取り、理解します。
 【文章にまとめる準備をしよう】 キーとなることばを把握したり、自分の考えを箇条書きにしたりして、文章にまとめるための準備をします。上段にヒントを掲載。
 【課題に答えよう】 字数制限に従って、課題に答えます。

目次

1部
一 評論(一) 「市民」のイメージ 日野啓三
カフェの開店準備 小池昌代
二 小説(一) 山月記 中島敦
ひよこの眼 山田詠美
三 評論(一) ミロのヴィーナス 清岡卓行
ホンモノのおカネの作り方 岩井克人
身体像の近代化 野村雅一
○中身当てクイズ-解説文 佐藤雅彦
四 詩歌 今日 谷川俊太郎
パンの話 吉原幸子
ねずみ 山之口貘
現代の短歌-短歌十二首 塚本邦雄ほか
五 評論(二) 現実と仮想 茂木健一郎
動物のことば・人間のことば 野矢茂樹
○情報の読み方・扱い方
六 小説(二) こころ 夏目漱石
レキシントンの幽霊 村上春樹
七 評論(三) 世代間倫理としての環境倫理学 加藤尚武
「である」ことと「する」こと 丸山真男
2部
一 評論(一) 聴くということ 鷲田清一
判断停止の快感 大西赤人
●批評のまなざし①
ニートについて
鈴木謙介
二 小説(一) 安部公房
藤野先生 魯迅/竹内好訳
三 評論(二) 南の貧困/北の貧困 見田宗介
ある〈共生〉の経験から 石原吉郎
●批評のまなざし②
グローバリズムの逆説
小倉和夫
四 詩歌 のちのおもひに 立原道造
死んだ男 鮎川信夫
小諸なる古城のほとり 島崎藤村
現代の俳句-俳句十二句 三橋鷹女ほか
五 評論(三) 場所と経験 柄谷行人
虚ろなまなざし 岡真理
●批評のまなざし③
カタカナ語は享受すべきか
川口良/角田史幸
六 小説(二) 舞姫 森鴎外
リンデンバウム通りの双子 小川洋子
七 評論(四) 無常ということ 小林秀雄
現代日本の開化 夏目漱石
●批評のまなざし④
「私」消え、止まらぬ連鎖
高村薫
付録 現代を読むキーワード
学校系統図
生活調度
近現代文学史年表